月の中のうさぎ [兎雑学・民話]
今回は恒例の民話シリーズです。
月には餅をつくうさぎがいる。
日本人がみんな持っているイメージです。
しかし、何か逸話があった気がするんだけど思い出せない。
私も、うさぎを飼い始めて「なんで月にうさぎがいるの?」と知人に聞かれ、そういえばなんでだっけ?と、首をかしげてしまいました。
さすがに、メジャーな話だけあって調べると色々出てきました。
まずは、基本ストーリーをおなじみ我が愛うさぎらぶりぃを挿絵がわりにお楽しみ下さい。
今回は、アメリカのリスさんと、富士サファリパークの熊さんに特別出演いただきました。
月の中のうさぎ
昔、森の中に一匹のうさぎがいました。
うさぎには、二人の友達がいました。
熊と
リスです。
ある日貧しい旅の人が森で行き倒れていました。
死にそうな旅人の為に三匹は食べ物を探しました。
熊は魚をつかまえ、
リスは木の実を集めました。
しかし、うさぎは食べ物を集める事が出来ません。普段食べている草を差し出しても、旅人の栄養にはならない事を知っているからです。
うさぎは、自分の手も見ながら一生懸命考えました。
熊とリスがそれぞれ食べ物を持ってきましたが、うさぎは焚火をたきました。
「焼けたらこの身を召し上がって下さい。」
そういうと、焚火に飛び込みました。
しかし、その火は熱くなく、うさぎの身を焼きません。
不思議に思いあたりを見回すと、旅人が金色に輝き神様の姿に変わりました。
「実は私は神だ。お前たちの心根を試しにきたのだ。お前の気高さを、いつまでも、みんなに知ってもらえるようにしてあげよう」
神はそう言うと山を軽々と持ち上げて、ぎゅっと絞り、その汁で月の面に兎の絵を書くと、天の住処へ戻って行きました。
その時から、うさぎの姿が月の中に見えるようになったのです。
このお話の元は、インドのジャータカという世界最古と言われている物語集に載っています。
ジャータカというのは仏教文学におけるブッタの前生に関する物語を意味しています。
元の話では、うさぎはブッタの前世の姿です。なので特別賢く慈悲深いうさぎとして書かれています。旅人も、神が姿を変えた僧侶で、助ける為に食べ物を集めるわけではなく、施し物(物乞いに与える施し物ではなく、お布施のような意味のもの)を捧げるという設定になっています。
この話は仏教と共に世界各国に渡り、多種多様に変化しました。
うさぎ以外の動物も、猿と川瀬が基本ですが、各地で変化しヤマイヌやサイや狐になったりしています。
動物は何でも良いのだと勝手に解釈し、今回は、手持ちの写真があったリスと熊に変えてみました。
この話は日本では『今昔物語』の中に形を変えて収録されていますが、日本各地での民話の中にも形を変えたものが見られます。
宗教くさいのが嫌なので、宗教色が抜けた話をまとめ、再話してみました。
このお話では、うさぎは餅をついていません。
餅をつくようになったのは、さらに色々な話があるのですが長くなるのでまた次回。
まったく、この話とは関係ない話もあります。
主な参考文献
太陽と月と星の民話 三弥井書店発行 編訳・日本民話の会外国民話研究会
インド古代民話集(ジャータカ)上 株式会社現代思潮社発行 訳者・松村武雄
原典版 おとぎばなし 株式会社なあぷる発行 著者・保科輝勝
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月には餅をつくうさぎがいる。
日本人がみんな持っているイメージです。
しかし、何か逸話があった気がするんだけど思い出せない。
私も、うさぎを飼い始めて「なんで月にうさぎがいるの?」と知人に聞かれ、そういえばなんでだっけ?と、首をかしげてしまいました。
さすがに、メジャーな話だけあって調べると色々出てきました。
まずは、基本ストーリーをおなじみ我が愛うさぎらぶりぃを挿絵がわりにお楽しみ下さい。
今回は、アメリカのリスさんと、富士サファリパークの熊さんに特別出演いただきました。
月の中のうさぎ
昔、森の中に一匹のうさぎがいました。
うさぎには、二人の友達がいました。
熊と
リスです。
ある日貧しい旅の人が森で行き倒れていました。
死にそうな旅人の為に三匹は食べ物を探しました。
熊は魚をつかまえ、
リスは木の実を集めました。
しかし、うさぎは食べ物を集める事が出来ません。普段食べている草を差し出しても、旅人の栄養にはならない事を知っているからです。
うさぎは、自分の手も見ながら一生懸命考えました。
熊とリスがそれぞれ食べ物を持ってきましたが、うさぎは焚火をたきました。
「焼けたらこの身を召し上がって下さい。」
そういうと、焚火に飛び込みました。
しかし、その火は熱くなく、うさぎの身を焼きません。
不思議に思いあたりを見回すと、旅人が金色に輝き神様の姿に変わりました。
「実は私は神だ。お前たちの心根を試しにきたのだ。お前の気高さを、いつまでも、みんなに知ってもらえるようにしてあげよう」
神はそう言うと山を軽々と持ち上げて、ぎゅっと絞り、その汁で月の面に兎の絵を書くと、天の住処へ戻って行きました。
その時から、うさぎの姿が月の中に見えるようになったのです。
このお話の元は、インドのジャータカという世界最古と言われている物語集に載っています。
ジャータカというのは仏教文学におけるブッタの前生に関する物語を意味しています。
元の話では、うさぎはブッタの前世の姿です。なので特別賢く慈悲深いうさぎとして書かれています。旅人も、神が姿を変えた僧侶で、助ける為に食べ物を集めるわけではなく、施し物(物乞いに与える施し物ではなく、お布施のような意味のもの)を捧げるという設定になっています。
この話は仏教と共に世界各国に渡り、多種多様に変化しました。
うさぎ以外の動物も、猿と川瀬が基本ですが、各地で変化しヤマイヌやサイや狐になったりしています。
動物は何でも良いのだと勝手に解釈し、今回は、手持ちの写真があったリスと熊に変えてみました。
この話は日本では『今昔物語』の中に形を変えて収録されていますが、日本各地での民話の中にも形を変えたものが見られます。
宗教くさいのが嫌なので、宗教色が抜けた話をまとめ、再話してみました。
このお話では、うさぎは餅をついていません。
餅をつくようになったのは、さらに色々な話があるのですが長くなるのでまた次回。
まったく、この話とは関係ない話もあります。
主な参考文献
太陽と月と星の民話 三弥井書店発行 編訳・日本民話の会外国民話研究会
インド古代民話集(ジャータカ)上 株式会社現代思潮社発行 訳者・松村武雄
原典版 おとぎばなし 株式会社なあぷる発行 著者・保科輝勝
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40匹のうさぎと王女 後編 [兎雑学・民話]
皆様、お待たせいたしました。
後編でございます。期待していただけたほどの物になっているかどうか・・・。
少々長いですが、ゆるり、とお楽しみいただければと思います。
40匹のうさぎと王女
翌日、少年がうさぎたちを行進させて森から出て行くと、その後を付けていく人影がありました。
少年が森の中の広場でうさぎたちに軍隊の訓練を始めると、その人影が少年に近づき
「訓練をするこのうさぎたちは誰のものですか?」そう尋ねました。
羊飼いの少年はその人物を、変装した王様だとすぐに見破りましたが、気づかない振りをして答えます。
「王のものです。」
全く気づかれていないと思い込んでいる王は「一匹売ってください。」と、持ちかけました。
「ダメです。これは売り物ではないんです。お金を必要としていませんから。」
「お金が必要ではない?では、何が必要ですか?」
少年は、王だと見破っているので、王ができなそうな事を提案して早々に追い払おうと考えました。
「あの軍曹の尻尾の下の泥に口づけして下さい。そうしたら一匹差し上げましょう。」
しかし、見破られていないと思い込んでいる王はあっさりと泥にくちづけをしていまいます。今さら、あげませんとはいえない少年は、うさぎを一匹差し出し、王は意気揚々とうさぎを抱えて帰りました。
王の姿が見えなくなると、少年は考えました。「さて、どうしたらいいんだろう・・・」
俯くと首にかかった笛が目に入ります。
「この笛がまた私を助けてくれるだろうか?」少年は笛を吹いて見ました。
すると、王に抱えられていたうさぎがその腕の中からピョンっと飛び出し、一目散に少年の元に駆け戻ったです。
手ぶらで王宮に帰るしかなかった王は、まさかうさぎに逃げられたとは言えなかったので「あの羊飼いの小僧は、わしに売るのを断りやがった」と、ウソの報告をしました。
これを聞いた王妃は「明日私が行ってきます。女性が頼めば、一匹くらい売ってくれるでしょう」そう言って翌日馬車で森へ向かいました。
少年の所へたどり着いた王妃が「うさぎを一匹売ってくれませんか?」そう頼むと、
「どれも売ることは出来ないのです。でも、あの小隊長のお尻の下の泥に口づけしていただければ、一匹差し上げますよ。」少年が答えました。
王妃は、立場上そんな事は出来ないが、正体がばれていないのと、娘をこんな貧乏人に嫁がせる事がとても嫌だったので、しぶしぶ泥に口づけした。
「さあ、一匹くださいな。」王妃が手を差し出すと、少年が首を振った。
「あのうさぎは小隊長なのです。彼に敬意を表してもっとちゃんと口づけしていただかなくては困ります。」王妃がしぶしぶその場所にしっかり口づけすると、少年は言いました。
「どのうさぎが欲しいのですか?」
「あなたがこれだと思うものを・・・」
王妃が答えると少年はうさぎたちを集めました。
「ご自分でお選び下さい。」
王妃は一匹つかみあげようとしたが、そのとたんうさぎたちは逃げ惑い、捕まえる事が出来ません。それを見た少年は一匹のうさぎに「ここへおいで」と命令しました。
するとうさぎはおとなしく王妃の下へやって来たので、やっと捕まえることができました。
馬車に乗り込むと、王妃は御者に命じました。「出来るだけ早くお城へ帰ってちょうだい。あの少年の気が変わるといけないから。」
王妃の心配をよそに御者はのんびり「塩を、うさぎの尻尾に振りかけたらいいですよ。そうしたら逃げ出したり出来なくなりますから。」と言いました。
「塩なんて持ってないわ、とにかく急いで」王妃がせかしたので、ようやく馬車がスピードをあげた時、少年が笛を吹きました。するとうさぎは、しっかり抱えていた王妃の腕から抜け出し、少年の下へ駆けていきました。
王妃は呆然と座っているしかありませんでした。馬車が王宮に着くと彼女も嘘をつくしかありませんでした。「少年は一匹も売ろうとしませんでしたし、手放そうともしませんでした。」と。
その夜、王と王妃は家来達も交えて協議をし、王女を行かせる事にしました。少年は彼女との結婚を望んでいるのだから、王女が頼めば間違いなく一匹くれるだろうとおもったのです。
翌朝、王女は食べ物が入ったバスケットと、少年をほろ酔いにさせる為のブランデーを持って森に向かいました。ポケットには、王妃が持たせた、うさぎの尻尾へ振り掛ける為の塩の瓶も入っています。
王妃は少年の元へたどり着くと「あなたの為に、食べ物とブランデーを持ってきたわ。ちょっと休憩して召し上がらない?」そう誘いました。
少年は、食べ物と少々のブランデーを口にし、二人はしばらく同じ時を過ごしました。
王女は帰りぎわ、少年に頼みました。
「このかわいらしいうさぎさんを一匹私にいただければ嬉しいのだけど・・・王宮で遊ぶ友達が欲しいの。」
それを聞いた少年は言いました。
「あなたに一匹差し上げれば、分隊長が悲しがるでしょう・・・でも、あなたが彼の為に彼の尻尾の下の土に三度口づけしてくだされば、彼も嫌だとは言わないでしょう。」
王妃は考えました。うさぎを連れて帰ることが出来れば、少年は処刑されてしまうのですから、そんな事をしても誰にも知られる事はない。泥に口づけするのは嫌だけど、こんな貧乏な少年と結婚する方がもっと嫌だ、と。
王妃が分隊長の尻尾の下に三度口づけすると、少年は彼女にうさぎを一匹渡しました。
馬車に乗り込むと、王女は御者をせかして猛スピードで馬車を走らせながら、ポケットの中の塩の瓶を取り出しました。
彼女がまさに尻尾に塩を振りかけようとした時、少年が笛を吹いたので、うさぎは彼女の腕の中から飛び出して、主人の元へ帰っていってしまいました。
「まあ、なんと言う事でしょう」王女は呟きました。「あのうさぎの尻尾の下の泥に三度も口づけしたのに・・・なんて言い訳をしたらいいの?」
王宮にもどった王女は、少年がうさぎをくれようとしなかったと嘘をつきました。皆が彼女に同情しましたが、王と王妃だけは何が起こったのか想像しました。
王と家来達は、焦りました。明日は約束の5日目です。このままでは王女を嫁がせなければなりません。
翌日の夕方、少年が帰ってくるのを出迎えた家来は
「このテストは合格だ。だが、王女と結婚するにはもう一つテストがある。」
そう言って少年を王宮で開かれている宴会の場へ連れて行きました。
少年が連れてこられたのを見た王は、少年をステージの上に呼び寄せ、客人たちに言いました。
「ご列席の紳士・淑女諸君! 王女と結婚する前の最後のテストとして、ここに立っている羊飼いの少年はこの袋を言葉でいっぱいにする。もしできなければ、少年のを処刑する。」
少年は袋の巾を覗き込み、客人たちを見まわし、そして呟きました。「どうやって袋に言葉を詰め込めばいいんだ?」
少年は客人たちの方に向くと「皆さんがたはこの袋を言葉でいっぱいにしてほしいというわけですね。それでは、言葉をこの中に入れましょう。」そう言い、大きな声で袋の中に語りだしました。
「わたしは思っていました……王さまは立派な方であり、約束を守られる方である、と。わたしは王女さまの指から指輪をはずしましたが、王女さまを手に入れたでしょうか?いや、いや、手にはしなかったのです。四〇匹のうさぎを与えられ、一匹でも失えば、死んでもらうと脅されました。そこでうさぎたちの世話をしました。命令どおりにしました。では、王さまは約束を守られたでしょうか? とんでもない。王さまは、森の中のわたしの所にやって来られると、うさぎを一匹買いたいと………」
ここで羊飼いの少年は、少し間をおくと、王に向かって言いました。「王さま、この袋の中をご覧いただけますでしょうか? まだいっぱいはなっていませんか?」
王がいらいらしながら前に進み出てきたので、少年は話をつづけました。「王さまがうさぎを買いたいと、そこまでお話をいたしました。そこでわたしは王さまに、うさぎをお売りすることはできないと申しました。もしうさぎがほしければ」
「やめろ!」と王が怒鳴りました。「やめろ!袋はいっぱいに詰まった。もう十分すぎるほど言葉でいっぱいだ。」
そして王は結婚の許可を与えました。、
しかし、少年は王を倒し、王に代わってその国を立派に治めたのです。
さあ、わたしの語る言葉はもうこれで十分です。
参考文献
イディッシュの民話
ビアトリス・S・ヴァインライヒ 著
青土社 発行
いかがでしたか?
けっこう突っ込みどころ満載の後半です。
長くなるのでもう一つ分ける事を考えたのですが、ラストはまったくうさぎが出てこないので・・・。
長丁場、お付き合いいただいてありがとうございました。
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後編でございます。期待していただけたほどの物になっているかどうか・・・。
少々長いですが、ゆるり、とお楽しみいただければと思います。
40匹のうさぎと王女
翌日、少年がうさぎたちを行進させて森から出て行くと、その後を付けていく人影がありました。
少年が森の中の広場でうさぎたちに軍隊の訓練を始めると、その人影が少年に近づき
「訓練をするこのうさぎたちは誰のものですか?」そう尋ねました。
羊飼いの少年はその人物を、変装した王様だとすぐに見破りましたが、気づかない振りをして答えます。
「王のものです。」
全く気づかれていないと思い込んでいる王は「一匹売ってください。」と、持ちかけました。
「ダメです。これは売り物ではないんです。お金を必要としていませんから。」
「お金が必要ではない?では、何が必要ですか?」
少年は、王だと見破っているので、王ができなそうな事を提案して早々に追い払おうと考えました。
「あの軍曹の尻尾の下の泥に口づけして下さい。そうしたら一匹差し上げましょう。」
しかし、見破られていないと思い込んでいる王はあっさりと泥にくちづけをしていまいます。今さら、あげませんとはいえない少年は、うさぎを一匹差し出し、王は意気揚々とうさぎを抱えて帰りました。
王の姿が見えなくなると、少年は考えました。「さて、どうしたらいいんだろう・・・」
俯くと首にかかった笛が目に入ります。
「この笛がまた私を助けてくれるだろうか?」少年は笛を吹いて見ました。
すると、王に抱えられていたうさぎがその腕の中からピョンっと飛び出し、一目散に少年の元に駆け戻ったです。
手ぶらで王宮に帰るしかなかった王は、まさかうさぎに逃げられたとは言えなかったので「あの羊飼いの小僧は、わしに売るのを断りやがった」と、ウソの報告をしました。
これを聞いた王妃は「明日私が行ってきます。女性が頼めば、一匹くらい売ってくれるでしょう」そう言って翌日馬車で森へ向かいました。
少年の所へたどり着いた王妃が「うさぎを一匹売ってくれませんか?」そう頼むと、
「どれも売ることは出来ないのです。でも、あの小隊長のお尻の下の泥に口づけしていただければ、一匹差し上げますよ。」少年が答えました。
王妃は、立場上そんな事は出来ないが、正体がばれていないのと、娘をこんな貧乏人に嫁がせる事がとても嫌だったので、しぶしぶ泥に口づけした。
「さあ、一匹くださいな。」王妃が手を差し出すと、少年が首を振った。
「あのうさぎは小隊長なのです。彼に敬意を表してもっとちゃんと口づけしていただかなくては困ります。」王妃がしぶしぶその場所にしっかり口づけすると、少年は言いました。
「どのうさぎが欲しいのですか?」
「あなたがこれだと思うものを・・・」
王妃が答えると少年はうさぎたちを集めました。
「ご自分でお選び下さい。」
王妃は一匹つかみあげようとしたが、そのとたんうさぎたちは逃げ惑い、捕まえる事が出来ません。それを見た少年は一匹のうさぎに「ここへおいで」と命令しました。
するとうさぎはおとなしく王妃の下へやって来たので、やっと捕まえることができました。
馬車に乗り込むと、王妃は御者に命じました。「出来るだけ早くお城へ帰ってちょうだい。あの少年の気が変わるといけないから。」
王妃の心配をよそに御者はのんびり「塩を、うさぎの尻尾に振りかけたらいいですよ。そうしたら逃げ出したり出来なくなりますから。」と言いました。
「塩なんて持ってないわ、とにかく急いで」王妃がせかしたので、ようやく馬車がスピードをあげた時、少年が笛を吹きました。するとうさぎは、しっかり抱えていた王妃の腕から抜け出し、少年の下へ駆けていきました。
王妃は呆然と座っているしかありませんでした。馬車が王宮に着くと彼女も嘘をつくしかありませんでした。「少年は一匹も売ろうとしませんでしたし、手放そうともしませんでした。」と。
その夜、王と王妃は家来達も交えて協議をし、王女を行かせる事にしました。少年は彼女との結婚を望んでいるのだから、王女が頼めば間違いなく一匹くれるだろうとおもったのです。
翌朝、王女は食べ物が入ったバスケットと、少年をほろ酔いにさせる為のブランデーを持って森に向かいました。ポケットには、王妃が持たせた、うさぎの尻尾へ振り掛ける為の塩の瓶も入っています。
王妃は少年の元へたどり着くと「あなたの為に、食べ物とブランデーを持ってきたわ。ちょっと休憩して召し上がらない?」そう誘いました。
少年は、食べ物と少々のブランデーを口にし、二人はしばらく同じ時を過ごしました。
王女は帰りぎわ、少年に頼みました。
「このかわいらしいうさぎさんを一匹私にいただければ嬉しいのだけど・・・王宮で遊ぶ友達が欲しいの。」
それを聞いた少年は言いました。
「あなたに一匹差し上げれば、分隊長が悲しがるでしょう・・・でも、あなたが彼の為に彼の尻尾の下の土に三度口づけしてくだされば、彼も嫌だとは言わないでしょう。」
王妃は考えました。うさぎを連れて帰ることが出来れば、少年は処刑されてしまうのですから、そんな事をしても誰にも知られる事はない。泥に口づけするのは嫌だけど、こんな貧乏な少年と結婚する方がもっと嫌だ、と。
王妃が分隊長の尻尾の下に三度口づけすると、少年は彼女にうさぎを一匹渡しました。
馬車に乗り込むと、王女は御者をせかして猛スピードで馬車を走らせながら、ポケットの中の塩の瓶を取り出しました。
彼女がまさに尻尾に塩を振りかけようとした時、少年が笛を吹いたので、うさぎは彼女の腕の中から飛び出して、主人の元へ帰っていってしまいました。
「まあ、なんと言う事でしょう」王女は呟きました。「あのうさぎの尻尾の下の泥に三度も口づけしたのに・・・なんて言い訳をしたらいいの?」
王宮にもどった王女は、少年がうさぎをくれようとしなかったと嘘をつきました。皆が彼女に同情しましたが、王と王妃だけは何が起こったのか想像しました。
王と家来達は、焦りました。明日は約束の5日目です。このままでは王女を嫁がせなければなりません。
翌日の夕方、少年が帰ってくるのを出迎えた家来は
「このテストは合格だ。だが、王女と結婚するにはもう一つテストがある。」
そう言って少年を王宮で開かれている宴会の場へ連れて行きました。
少年が連れてこられたのを見た王は、少年をステージの上に呼び寄せ、客人たちに言いました。
「ご列席の紳士・淑女諸君! 王女と結婚する前の最後のテストとして、ここに立っている羊飼いの少年はこの袋を言葉でいっぱいにする。もしできなければ、少年のを処刑する。」
少年は袋の巾を覗き込み、客人たちを見まわし、そして呟きました。「どうやって袋に言葉を詰め込めばいいんだ?」
少年は客人たちの方に向くと「皆さんがたはこの袋を言葉でいっぱいにしてほしいというわけですね。それでは、言葉をこの中に入れましょう。」そう言い、大きな声で袋の中に語りだしました。
「わたしは思っていました……王さまは立派な方であり、約束を守られる方である、と。わたしは王女さまの指から指輪をはずしましたが、王女さまを手に入れたでしょうか?いや、いや、手にはしなかったのです。四〇匹のうさぎを与えられ、一匹でも失えば、死んでもらうと脅されました。そこでうさぎたちの世話をしました。命令どおりにしました。では、王さまは約束を守られたでしょうか? とんでもない。王さまは、森の中のわたしの所にやって来られると、うさぎを一匹買いたいと………」
ここで羊飼いの少年は、少し間をおくと、王に向かって言いました。「王さま、この袋の中をご覧いただけますでしょうか? まだいっぱいはなっていませんか?」
王がいらいらしながら前に進み出てきたので、少年は話をつづけました。「王さまがうさぎを買いたいと、そこまでお話をいたしました。そこでわたしは王さまに、うさぎをお売りすることはできないと申しました。もしうさぎがほしければ」
「やめろ!」と王が怒鳴りました。「やめろ!袋はいっぱいに詰まった。もう十分すぎるほど言葉でいっぱいだ。」
そして王は結婚の許可を与えました。、
しかし、少年は王を倒し、王に代わってその国を立派に治めたのです。
さあ、わたしの語る言葉はもうこれで十分です。
参考文献
イディッシュの民話
ビアトリス・S・ヴァインライヒ 著
青土社 発行
いかがでしたか?
けっこう突っ込みどころ満載の後半です。
長くなるのでもう一つ分ける事を考えたのですが、ラストはまったくうさぎが出てこないので・・・。
長丁場、お付き合いいただいてありがとうございました。
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40匹のうさぎと王女 [兎雑学・民話]
今回は、東欧のイディッシュで17世紀くらいから語り継がれてきた民話です。
イディッシュとは、東欧のユダヤ人世界で使われていた言語らしいです。
民話に登場するうさぎには2タイプあります。
人格化されたうさぎとそうでないうさぎ。前回の<うさぎの唇が割れている訳>は人格化されたうさぎでしたので、今回は人格化されていないうさぎのお話です。
ぶっちゃけ、タイトルに<うさぎ>とありますが、うさぎの重要度は低いです。
が、どうしても視覚的に再現したいシーンがありまして・・・。
超こじつけ無理やり合成写真を挿絵代わりに、お楽しみ下さい。
ちなみに、色々アバウトに再話してあります。
再話とは、主に子供の為に分かりやすく話書き換える事らしいのですが、私の場合は、子供のため・・・・ではなく、うさぎ好きの為に再話。です。
あ、今回は少し長めのお話なので前編・後編でお送りします。
40匹のうさぎと王女
昔々、あるところに王様がいました。
王様には、一人の王女しか子供がいませんでした。
王女が年頃になると、大勢の高官や将軍達が王女との結婚を望みましたが、王様は結婚相手をきめられませんでした。
なぜなら、「もし誰か一人に娘を与えたら、他の人間が怒り狂うだろう」と考えたからです。
そこで、王は妙案を思いつきました。
妙案とは、王女に金の指をはめ高いところに座らせる、そして、その指輪を取れたものが王女と結婚する。というものです。
世界中から沢山の男が挑戦しましたが、皆指輪を取る事が出来ません。そんなある日、ボロをまっとった羊飼いの少年がやってきて、みごと王女の指から指輪を取る事に成功した。しかし、王様や家臣達は大慌て。そんなみすぼらしい少年を大事な王女の婿にするわけにはいかないというのです。
彼らは、苦しい言い訳を思いつき、少年にこう言いました。
「実は、もう一つテストがある。それをパスしなければ、王女はやれない。」
そして、少年を40匹のうさぎが入った檻の前に連れていきました。
(↑数をかぞえてはいけません。by rabbitnose)
「この40匹のうさぎを、毎日森の中に連れて行き、夜になったら一匹残らず連れ戻せ。それを5日間行う。もし、一匹でもいなくなっていたら、死刑する。」
そして、森の近くに運び檻を開けたので、うさぎたちが一目散に森に駆け出した。
「では、夜になったらうさぎたちを城へ連れ戻すのだぞ。一匹残らずな。」
王様と家臣達はそう言い置いて、愉快そうに城へ引き上げていきます。
野次馬の中に取り残された少年は、うさぎを追って森に入りましたが、すでに一匹の姿も見えません。
少年は途方にくれました。うさぎは小さく素早いので、どうやって捕まえたらいいのか検討もつきません。しかし、集めなければ命はないのです。
暗い気持ちでトボトボと歩いていると、笛が落ちているのが目に入りました。
「兵隊のように、笛を吹いたら集合してくれたらいいのに。」
そう思いながら笛を吹いてみると、なんと!
40匹のうさぎが彼の元に集まってきました。少年は大喜び。しかし、この子達を夕方になったら城へ連れて行かなければなりません。城で笛を吹いてうさぎたちを集めたら、難癖をつけられ、笛を取り上げられてしまう可能性もあります。
少年は、うさぎたちを軍隊のように出来ないかと考えました。
ためしに、笛を吹きながら歩くとうさぎたちが彼の後をきちんとついてきます。
適当な広場までうさぎたちを導くと、少年は一匹のうさぎを指差して言いました。
「君は軍曹さまだ」
二匹目を指差し「おまえさんは小隊長さまだよ。」
三匹めには「あなたは分隊長さまです。」
そう告げました。
そして、「整列!」と掛け声をかけるとうさぎたちが整列しました。
さて、夕方になると王宮では、少年が処刑されるのを見ようと大勢の群集が集まっていました。
しかしなんと、羊飼いの少年が軍隊のように整列したうさぎ達の先頭に立って、帰ってくるではありませんか。少年は、檻の近くまでうさぎ達を導くと、「解散!」と叫びました。うさぎたちは、自ら檻の中に入って夜に備えて丸くなりました。
王と家臣たちは慌てました。このままでは、浮浪者のような少年に王女を嫁がせなければなりません。少年が帰っていくと、夜通し対策を考えました。
続く
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イディッシュとは、東欧のユダヤ人世界で使われていた言語らしいです。
民話に登場するうさぎには2タイプあります。
人格化されたうさぎとそうでないうさぎ。前回の<うさぎの唇が割れている訳>は人格化されたうさぎでしたので、今回は人格化されていないうさぎのお話です。
ぶっちゃけ、タイトルに<うさぎ>とありますが、うさぎの重要度は低いです。
が、どうしても視覚的に再現したいシーンがありまして・・・。
超こじつけ無理やり合成写真を挿絵代わりに、お楽しみ下さい。
ちなみに、色々アバウトに再話してあります。
再話とは、主に子供の為に分かりやすく話書き換える事らしいのですが、私の場合は、子供のため・・・・ではなく、うさぎ好きの為に再話。です。
あ、今回は少し長めのお話なので前編・後編でお送りします。
40匹のうさぎと王女
昔々、あるところに王様がいました。
王様には、一人の王女しか子供がいませんでした。
王女が年頃になると、大勢の高官や将軍達が王女との結婚を望みましたが、王様は結婚相手をきめられませんでした。
なぜなら、「もし誰か一人に娘を与えたら、他の人間が怒り狂うだろう」と考えたからです。
そこで、王は妙案を思いつきました。
妙案とは、王女に金の指をはめ高いところに座らせる、そして、その指輪を取れたものが王女と結婚する。というものです。
世界中から沢山の男が挑戦しましたが、皆指輪を取る事が出来ません。そんなある日、ボロをまっとった羊飼いの少年がやってきて、みごと王女の指から指輪を取る事に成功した。しかし、王様や家臣達は大慌て。そんなみすぼらしい少年を大事な王女の婿にするわけにはいかないというのです。
彼らは、苦しい言い訳を思いつき、少年にこう言いました。
「実は、もう一つテストがある。それをパスしなければ、王女はやれない。」
そして、少年を40匹のうさぎが入った檻の前に連れていきました。
(↑数をかぞえてはいけません。by rabbitnose)
「この40匹のうさぎを、毎日森の中に連れて行き、夜になったら一匹残らず連れ戻せ。それを5日間行う。もし、一匹でもいなくなっていたら、死刑する。」
そして、森の近くに運び檻を開けたので、うさぎたちが一目散に森に駆け出した。
「では、夜になったらうさぎたちを城へ連れ戻すのだぞ。一匹残らずな。」
王様と家臣達はそう言い置いて、愉快そうに城へ引き上げていきます。
野次馬の中に取り残された少年は、うさぎを追って森に入りましたが、すでに一匹の姿も見えません。
少年は途方にくれました。うさぎは小さく素早いので、どうやって捕まえたらいいのか検討もつきません。しかし、集めなければ命はないのです。
暗い気持ちでトボトボと歩いていると、笛が落ちているのが目に入りました。
「兵隊のように、笛を吹いたら集合してくれたらいいのに。」
そう思いながら笛を吹いてみると、なんと!
40匹のうさぎが彼の元に集まってきました。少年は大喜び。しかし、この子達を夕方になったら城へ連れて行かなければなりません。城で笛を吹いてうさぎたちを集めたら、難癖をつけられ、笛を取り上げられてしまう可能性もあります。
少年は、うさぎたちを軍隊のように出来ないかと考えました。
ためしに、笛を吹きながら歩くとうさぎたちが彼の後をきちんとついてきます。
適当な広場までうさぎたちを導くと、少年は一匹のうさぎを指差して言いました。
「君は軍曹さまだ」
二匹目を指差し「おまえさんは小隊長さまだよ。」
三匹めには「あなたは分隊長さまです。」
そう告げました。
そして、「整列!」と掛け声をかけるとうさぎたちが整列しました。
さて、夕方になると王宮では、少年が処刑されるのを見ようと大勢の群集が集まっていました。
しかしなんと、羊飼いの少年が軍隊のように整列したうさぎ達の先頭に立って、帰ってくるではありませんか。少年は、檻の近くまでうさぎ達を導くと、「解散!」と叫びました。うさぎたちは、自ら檻の中に入って夜に備えて丸くなりました。
王と家臣たちは慌てました。このままでは、浮浪者のような少年に王女を嫁がせなければなりません。少年が帰っていくと、夜通し対策を考えました。
続く
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うさぎの唇が割れている訳 [兎雑学・民話]
最近、うさぎの民話を調べています。
ちゃんと色々調べて、まとめてホームページにアップしようと思っていたのですが、これがなかなか手ごわい。
ので、アップできるメドが立たない。
しかし、結構面白い話もあるので、早くアップしたい。
と言う事で、小出しにすることにしました。
一発目は、一番お気に入りのお話。
ロシア・モンゴルに伝わるお話で、スウェーデンにも類似話があります。
無理やりならぶりぃの写真を挿絵代わりに、お楽しみ下さい。
うさぎの唇が割れているわけ
昔々、うさぎはとても臆病で怖がりでした。
小鳥が鳴いただけで、物陰にかくれてしまうほど。
うさぎは、それが悲しくて、仲間を集めてこういいました。
「この世の生き物はみんな、自分の身を守る方法を知っている。
なのに、私達は、木の葉がそよいだだけで、驚いて心臓が飛び出しそうになってしまう。
こんなにビクビクして生きるなら、いっそ川に身をなげて死んだ方がましじゃないか。」
そう言って、仲間をひきつれて川に向かいました。
川に向かうため、藪の中をかきわけ進み、
藪の中から飛び出ると
びっくりした羊達が一目散に逃げていきました。
それを見たうさぎたちは、自分達より臆病な生き物がいた事が嬉しくて、みんなで笑いました。
笑って笑って、あまりにも大笑いした為、上唇が二つに裂けてしまったのです。
そんなわけで、うさぎの唇は二つに裂けているのです。
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ちゃんと色々調べて、まとめてホームページにアップしようと思っていたのですが、これがなかなか手ごわい。
ので、アップできるメドが立たない。
しかし、結構面白い話もあるので、早くアップしたい。
と言う事で、小出しにすることにしました。
一発目は、一番お気に入りのお話。
ロシア・モンゴルに伝わるお話で、スウェーデンにも類似話があります。
無理やりならぶりぃの写真を挿絵代わりに、お楽しみ下さい。
うさぎの唇が割れているわけ
昔々、うさぎはとても臆病で怖がりでした。
小鳥が鳴いただけで、物陰にかくれてしまうほど。
うさぎは、それが悲しくて、仲間を集めてこういいました。
「この世の生き物はみんな、自分の身を守る方法を知っている。
なのに、私達は、木の葉がそよいだだけで、驚いて心臓が飛び出しそうになってしまう。
こんなにビクビクして生きるなら、いっそ川に身をなげて死んだ方がましじゃないか。」
そう言って、仲間をひきつれて川に向かいました。
川に向かうため、藪の中をかきわけ進み、
藪の中から飛び出ると
びっくりした羊達が一目散に逃げていきました。
それを見たうさぎたちは、自分達より臆病な生き物がいた事が嬉しくて、みんなで笑いました。
笑って笑って、あまりにも大笑いした為、上唇が二つに裂けてしまったのです。
そんなわけで、うさぎの唇は二つに裂けているのです。
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うさぎの唇が割れているわけ [兎雑学・民話]
本日は、梅雨らしい雨降りの中。
連れて行け!!
とねだる我が愛うさぎ”らぶりぃ”を振り切って
図書館に行ってきました。
実は、マイホームページでうさぎの民話・神話をまとめようと思っているのです。
まだ、各国のタイトルのみをまとめただけの段階なのですが・・・。
興味がある方は覗いてみて下さい。
http://www.hi-jump.jp/hpgen/HPB/categories/5501.html
地味に更新していく予定です。
図書館で真っ先にみたのが
「うさぎの唇が割れているわけ」
割れている!!確かに!!
でも、犬も猫も割れている気が・・・するのは置いといて。
昔の人は、そこにどんな理由をつけたのか。
興味深々。
読んでみてニヤリ。
近々、ホームページにまとめるつもりです。
興味がある!!というお方は、図書館に行くのもお勧めです。
たまには良いものですよ。図書館。
うさぎ漬けの時間をすごして帰宅すると
「おれのあいてをしろ」「かまえ」
とお待ちかね。
またまたうさぎ漬けの時間をすごしました。
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連れて行け!!
とねだる我が愛うさぎ”らぶりぃ”を振り切って
図書館に行ってきました。
実は、マイホームページでうさぎの民話・神話をまとめようと思っているのです。
まだ、各国のタイトルのみをまとめただけの段階なのですが・・・。
興味がある方は覗いてみて下さい。
http://www.hi-jump.jp/hpgen/HPB/categories/5501.html
地味に更新していく予定です。
図書館で真っ先にみたのが
「うさぎの唇が割れているわけ」
割れている!!確かに!!
でも、犬も猫も割れている気が・・・するのは置いといて。
昔の人は、そこにどんな理由をつけたのか。
興味深々。
読んでみてニヤリ。
近々、ホームページにまとめるつもりです。
興味がある!!というお方は、図書館に行くのもお勧めです。
たまには良いものですよ。図書館。
うさぎ漬けの時間をすごして帰宅すると
「おれのあいてをしろ」「かまえ」
とお待ちかね。
またまたうさぎ漬けの時間をすごしました。
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