うさぎの唇が割れている訳 [兎雑学・民話]

最近、うさぎの民話を調べています。

ちゃんと色々調べて、まとめてホームページにアップしようと思っていたのですが、これがなかなか手ごわい。
ので、アップできるメドが立たない。
しかし、結構面白い話もあるので、早くアップしたい。

と言う事で、小出しにすることにしました。

一発目は、一番お気に入りのお話。
ロシア・モンゴルに伝わるお話で、スウェーデンにも類似話があります。
無理やりならぶりぃの写真を挿絵代わりに、お楽しみ下さい。

うさぎの唇が割れているわけ

昔々、うさぎはとても臆病で怖がりでした。
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小鳥が鳴いただけで、物陰にかくれてしまうほど。
うさぎは、それが悲しくて、仲間を集めてこういいました。

「この世の生き物はみんな、自分の身を守る方法を知っている。
なのに、私達は、木の葉がそよいだだけで、驚いて心臓が飛び出しそうになってしまう。
こんなにビクビクして生きるなら、いっそ川に身をなげて死んだ方がましじゃないか。」
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そう言って、仲間をひきつれて川に向かいました。

川に向かうため、藪の中をかきわけ進み、
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藪の中から飛び出ると
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びっくりした羊達が一目散に逃げていきました。

それを見たうさぎたちは、自分達より臆病な生き物がいた事が嬉しくて、みんなで笑いました。
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笑って笑って、あまりにも大笑いした為、上唇が二つに裂けてしまったのです。
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そんなわけで、うさぎの唇は二つに裂けているのです。





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タグ:うさぎ 民話
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